最近のパン屋さんって、外観がカフェのような、美容室のような、なんとも素敵な建物ばかりで、引き寄せられるように車を停め、気づけばトングを持って列に並んでいた…。
さっきランチを食べたばかりなのに…。
さらに、惣菜パンからデザートパンが並ぶ店内では「オススメ」や「人気No1」の文字につられて買いすぎた…。
「明日の分!」
と言い聞かせたにも関わらず、なぜか口の中に…。
と、
そんなパン屋さんマジックにかかってしまった方は多いのではないでしょうか?
もちろん、私もそのひとり
そんな私が、毎回気になってしまうのが「カレーパン」
惣菜パンといえば「カレーパン」
各店こだわりのカレーをパンに入れて、揚げる。
シンプルだから、お店それぞれの違いが出て面白いんですよね。
そんなことを考えながら運転していた中
目に飛び込んできた「カレーパン」ののぼり
「あれ、こんなところにパン屋さんあったっけ?」と視線を上げた先にあったのが和風な建物にステーキ丼専門店の文字。
「本当に?あるの…か?」
おそるおそる中に入ってみると広がる飲食店の景色。
いつもみるパン屋さんのそれとは違い、テーブルに並んだステーキ丼を囲み楽しそうに食事をしている。
店を後にしようかと迷っているその時
女性の店員さんが「何名様ですか」
慌てた、僕は「カレーパン!」
会話が成立していないことはわかっているのですが、つい…。
しかし、返って来たのは
「お持ち帰りですね!」
愛想のいい言葉と共に差し出された、メニュー表のような、チラシのようなもの
思わず「これください!」とカレーパンの写真を指差し注文に成功した。
どうやら、チーズと普通のものと2種類あるらしく両方を注文した。
その場であげるので10分程だったか、待つことになった。
揚げたてのみのを提供しているということで期待が膨らみます。
待っている間は、席に案内されてお水(レモン水)を出していただきました。
ガラス窓の外の竹やぶを見ながら。
「お待たせしました!」と愛想のいいスタッフさんが渡してくれました。
袋の上からでもわかってしまう、表面のサクサク感。もしかしたらザクザク感なのかもしれない。
家に到着するや否や、早速食べてみることに。
袋から出すとまず、デカイことに驚き。
見ていた母親は「大きなファミチキね」と見間違えてしまう程。
さすがにデカイので半分に切って食べることにしました。
断面図を見て気づきました。
肉が多くないかい?
あと、肉でかくないかい?
そうか、ステーキ丼専門店のカレーパンだった。
表面のパン生地がザクっと音を立て食感を刺激した次の瞬間、ゴロッとした大きなお肉がカレーの中に溶け込んだ旨みと共に口の中に流れ込んでくる。
贅沢な肉感!
このカレー
絶対、ご飯と食べたい。
パンごめん。
一度だけ、わがままを許しておくれ。
やっぱり美味い。
ただのカレーライスになってしまうわけだが、カレーパンのカレーをご飯につけて食べたのはこれが初めてだった。
パンへの罪悪感なのか…
いや、そもそも初めはパンに入ったカレーを求めた訳だからご飯への罪悪感なのか…
もう、何がなんだかわからないんだけど、美味しかった!
ごちそうさまでした!
そういえば、余談なんですが
カレーパンの揚げ上がりを待つ時に見ていた竹やぶに隠れていた可愛いキャラクター
何体いたかわかりました?
カレーパンに出会った場所
ステーキ丼専門店 黒べぇさん(手城店・本庄店もあるよ)